この世を欲しいがままに。
稀代のギャグマシーン、クールポコ。ご存知でしょうか。
クールポコ。はせんちゃんと小野まじめからなるコンビで、
「なぁ〜にぃ〜⤴︎」と「やっちまったなぁ!」を武器に、
しゃらくせえ男を斬っていく、痛快エンターテインメントです。
一番の魅力といえば、小野さんの衣装である紅白幕ですよね。
それには深イイ話があるのです。(ップーン)
小野さんが中学校の頃は学生運動の真っ只中。
その頃の学校はいじめというか、暴力が横行していました。
卒業式の前日、毎日いじめに遭っていた千田は学生服をビリビリに破られてしまいました。
それを見た小野さんは哀れみ、共に悲しんだそう。
小野さんは家に帰ってから千田くんが心配で心配でたまりません。
一晩中考え、「僕も制服を着ていかなければ千田くんも悲しまない!」
そう考え、学校へモモヒキでいきました。
千田くん!卒業式前に声をかけると、そこには
新品の学生服を着た千田くんが。
小野さんは膝から崩れ落ちました。そして一言。
「やっちまったな。」
全てに絶望した小野さん。
「カッコつけて体育館に火をつけてボイコットするか?いやだめだ。」
「それじゃあ、カッコつけてモモヒキで入場するか?いやカッコよくねえよ。」
葛藤し、一つ突破口を見つけました。
おれが入場する時、体育館にある紅白幕を体に巻き付けちまえば、おめでたいイカした奴になれる!
そう計画を立て、入場待機列へ。
自分が入場する時が近づいていきます。
ひとり、またひとりと体育館に吸い込まれていく…
そしていよいよ、自分の番。
体育館にある紅白幕を体に巻き付けようと、足を踏み入れると!!
紅白幕がない…そして一言
「なに…やっちまったな」
男は黙って入場しましたとさ。